GMTSAR
GitHub - gmtsar/gmtsar: GMTSAR
GMTSAR. Contribute to gmtsar/gmtsar development by creating an account on GitHub.
GMTSARとはGMTを使いながらSAR衛星の画像解析ができちゃう優れものです。
といっても私も使い方を勉強中です。今日はインストール方法のみをご紹介します。
インストール
Home
GMTSAR. Contribute to gmtsar/gmtsar development by creating an account on GitHub.
残念ながらconda-forgeにはないので自らビルドです。
以下は、Ubuntu22.04で確認しています。
MacOSの場合はHomebrewからの導入になりますので、公式ドキュメントを見てください。
依存するパッケージをインストール
GMTをaptで入れている場合と、ビルドして入れている場合で異なるので注意が必要です!
-
GMTをビルドしてインストールしている場合
#!/bin/bash sudo apt install -y csh subversion autoconf libtiff5-dev libhdf5-dev wget liblapack-dev gfortran g++
-
GMTをaptでインストールしている場合
#!/bin/bash sudo apt install -y csh subversion autoconf libtiff5-dev libhdf5-dev wget liblapack-dev gfortran g++ libgmt-dev gmt-dcw gmt-gshhg gmt
ENIVSAT用の軌道ファイルのダウンロード
もし、将来的にENVISATの衛星画像を解析する場合は、ENVISAT用の軌道データのダウンロードをする必要があります。
#!/bin/bash
sudo mkdir /usr/local/orbits
wget http://topex.ucsd.edu/gmtsar/tar/ORBITS.tar
sudo mv /usr/local/orbits
cd /usr/local/orbits
sudo tar -xvf ORBITS.tar
sudo rm ORBITS.tar
GMTSARのソースのダウンロード
本題のビルドです。今回は/usr/local/GMTSARにインストールすることにします。
GitHubからソースをダウンロード
#!/bin/bash
cd /usr/local/
sudo git clone --branch 6.3 https://github.com/gmtsar/gmtsar GMTSAR
cd GMTSAR
autoconf
autoupdate
./configure --with-orbits-dir=/usr/local/orbits
GMTSARのビルド
configureしたら、ビルドする前におまじないをします。
GMTSAR内にある、config.mk を編集します。
75行目、76行目にある、CFLAGSとLDFLAGSにそれぞれ「-z muldefs」を加筆します。
#!/bin/bash
sudo vim config.mk
できたら、あとは普通にmakeでビルドです。
#!/bin/bash
sudo make -j4
sudo make install
環境変数を通す
最後に環境変数を通せば終わりです。ホームディレクトリにある.bashrc に以下を加筆します。
#!/bin/bash
export GMTSAR=/usr/local/GMTSAR
export PATH=$GMTSAR/bin:"$PATH"
これでインストール完了です。esarpとかphasediffを実行して説明が出てきたらインストールができています。
今回はここまで。
コメント