histogram — GMT 6.5.0 documentation
gmt histogramは文字どおりヒストグラム(縦棒グラフ)を作成するためのモジュールです。
N-T図だったり、G-R則を確かめるために用いるかもしれません。
gmt histogram
gmt histogram -T[カウントする間隔] 【-D】 【-A】
※ -A をつけると横棒グラフになる
※ -D をつけると該当する個数が表示される。-D+bとするとが個数がX軸上に表記される
※ -Wと-Tの相性がすこぶる悪いので、-Wには値を設定しない方がよい。(-Wと記載するだけ)
ヒストグラムを作成する
下記に、2023年に島根県周辺に発生した震源データを作成しました。
これをもとに、マグニチュード別の地震の回数をカウントしましょう。
グーテンベルク・リヒター則ですね!
グーテンベルグ・リヒター則 - Wikipedia
15カラム目がマグニチュードなので、
#!/bin/bash
gmt begin shimane_histogram png
awk -F"," '{print $15}' h2003-h2023.csv.tmp2 | gmt histogram -JX12/10 -R0/7/1/100000 -Bxafg+l"Magnitude" -Byafg+l"Count" -BWSne+t"2003-2023_JMA" -Glightgray -T0.5 -W0.25 -D
gmt end
とすれば、
となります。
10のべき乗の表記にする
gmt basemapの使い方
GMTのbasemapモジュールについて説明しています。
グーテンベルク・リヒター則は片対数グラフで表すと直線関係になるところがミソなので、
#!/bin/bash
gmt begin shimane_histogram png
awk -F"," '{print $15}' h2003-h2023.csv.tmp2 | gmt histogram -JX12/10l -R0/7/1/100000 -Bxafg+l"Magnitude" -Byafg+l"Count" -BWSne+t"2003-2023_JMA" -Glightgray -T0.5 -W0.25 -D
gmt end
とすれば、
となります。直線っぽい!
間隔の設定
-Tの値を変えるとヒストグラムを取る間隔を変えることができます。
#!/bin/bash
gmt begin shimane_histogram png
awk -F"," '{print $15}' h2003-h2023.csv.tmp2 | gmt histogram -JX12/10l -R0/7/1/100000 -Bxafg+l"Magnitude" -Byafg+l"Count" -BWSne+t"2003-2023_JMA" -Glightgray -T0.1 -W0.25
gmt end
として、マグニチュードの間隔を0.1にしてみましょう。ついでに、うるさくなるのが分かり切っているので-Dを消すと、
となります。
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