plot — GMT 6.6.0 documentation
線や記号を描くときには gmt plot を使います。
線を描く
gmt plot [座標ファイル] [-W【線の太さ】,【色】] [-L] [-G【色】]
※ デフォルトは太さ0.25pの黒線。
※ 多角形を描く場合、-Lを付けることで線を閉じる
指定できる色の名前の一覧は下記参照。
gmtcolors — GMT 6.6.0 documentation
たとえば、(20, 20) (40, 40)を通る直線は、
gmt begin hogehoge jpg
gmt basemap -JX12 -R0/100/0/100 -Bafg -BWSne
gmt plot << END
20 20
40 40
END
gmt end
とすれば、この結果が、
となる。
多角形にして中を塗りつぶすこともできる。
たとえば、
gmt begin hogehoge jpg
gmt basemap -JX12 -R0/100/0/100 -Bafg -BWSne
gmt plot -Glightblue -L << END
10 10
60 20
70 80
30 80
END
gmt end
とすれば、
となる。
記号を描く
gmt plot [座標ファイル] -S[記号の種類][直径] [-W【輪郭の太さ】,【色】] [-G【塗りつぶす色】] [-C]
※ カラーパレットを使用する際は -C を付ける。
記号の種類
記号の種類は以下の表を参照
コード | 説明 |
---|---|
S- | Xダッシュ |
S+ | 十字 |
Sa | 星 |
Sb | 垂直線 |
SB | 水平線 |
Sc | 星 |
Sd | ひし形 |
Se | だ円 |
SE | だ円 |
Sf | 前線 |
Sg | 八角形 |
Sh | 六角形 |
Si | 逆算 |
Sj | 回転長方形 |
SJ | 回転長方形 |
Sk | カスタム記号 |
Sl | 文字 |
Sm | 円弧 |
SM | 円弧 |
Sn | 五角形 |
Sp | 点 |
Sq | 説明付きの線 |
Sr | 長方形 |
SR | 角が丸い長方形 |
Ss | 正方形 |
St | 三角形 |
Sv | ベクトル |
SV | ベクトル |
Sw | 扇形 |
SW | 扇形 |
Sx | 十字形 |
Sy | Yダッシュ |
S= | ジオベクトル |
S~ | 装飾された線 |
【重要!】座標データについて
- 基本の座標データは 「X座標・Y座標」の順。
- もし、makecpt で作成したカラーパレットを用いたければ -Cを付ける。
その時のデータは「X座標・Y座標・色を決定する数値」。 - もし、サイズを各々決めたい場合はデータを「X座標・Y座標・サイズ」の順にする。
- 色もサイズも座標データで決めたい場合は、「X座標・Y座標・色を決定する数値・サイズ」の順にする。
具体例
たとえば、先ほどの図の端点4つに直径1cmの円を描くには、
gmt begin hogehoge jpg
gmt basemap -JX12 -R0/100/0/100 -Bafg -BWSne
gmt plot -Glightblue -L << END
10 10
60 20
70 80
30 80
END
gmt plot -Sc1.0 << END
10 10
60 20
70 80
30 80
END
gmt end
とすると、
となる。
何か寂しいので、色を塗りつぶしてあげよう。
gmt begin hogehoge jpg
gmt basemap -JX12 -R0/100/0/100 -Bafg -BWSne
gmt plot -W0.25 -Glightblue -L << END
10 10
60 20
70 80
30 80
END
gmt plot -Sc1.0 -W0.25 -Glightgreen << END
10 10
60 20
70 80
30 80
END
gmt end
この結果が、
となる。
地図に描く
今までグラフに線や記号を描いてきたが、地図にも描くことが可能。
たとえば、東北地方太平洋沖地震は、北緯38.10333333度 東経142.86度 深さ24kmで発生した。
この震源を描いてみよう。
経度がX座標、緯度がY座標なことに注意!
gmt begin hogehoge jpg
gmt basemap -JM12 -R141.5/143.5/37/39 -Bafg -BWSNE
gmt coast -Df -W0.25 -Slightcyan -Glightgreen
gmt plot -Sc1.0 -Gred -W0.25 << END
142.86 38.10333
END
gmt end
この結果が、
となる。
もし、あなたが makecpt と colorbar を扱えるならば震源の深さで色を決定してみよう。
GMTは色を決めるために3列目を参照するので、深さ24kmを3列目に書いてあげればよい。
gmt begin hogehoge jpg
gmt basemap -JM12 -R141.5/143.5/37/39 -Bafg -BWSNE
gmt coast -Df -W0.25 -Slightcyan -Glightgreen
gmt makecpt -Cseis -T0/100/1 -Z
gmt plot -Sc1.0 -W0.25 -C << END
142.86 38.10333 24
END
gmt colorbar -DJBR+jBL+o2/0+w-5/0.2 -Baf+l"Depth"
gmt end
この結果が、
となる。
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