はじめてGMT6を触る方々に向けた記事です。
GMTについて
GMTは地図やグラフを簡単に描画することができるプログラムです。
主に地球科学の分野で使用されています。
公式サイトはこちらから
The Generic Mapping Tools
The swiss army knife of geoscience
公式マニュアルはこちらから
The Generic Mapping Tools Documentation — GMT 6.6.0 documentation
インストール方法
インストール
地球科学関係の色々なソフトやプログラムのインストール方法について説明しています。
いざ、グラフを描く
今回は以下のようなグラフを描いてみよう。
この図を描くには、
- グラフの軸・枠を描く
- グラフの線を引く
- グラフに記号を描く
の3ステップが必要です。
順に見ていきましょう。
グラフの軸・枠を描く
gmt basemapの使い方
GMTのbasemapモジュールについて説明しています。
グラフの軸を描くには、gmt basemap を使用します。
今回はヨコ12cmのグラフを作成しましょう。
gmt begin hogehoge png
gmt basemap -JX12/12 -R0/100/0/100 -Bxafg+l"X" -Byafg+l"Y" -BWSne+t"Title"
gmt end
そうすると、hogehoge.png という画像ファイルが出力される。
グラフの線を引く
gmt plot の使い方
GMTのplotモジュールについて説明しています。
線を引くコマンドは gmt plot。
(10,10)と(80,80)に線を引く。
gmt begin hogehoge png
gmt basemap -JX12/12 -R0/100/0/100 -Bxafg+l"X" -Byafg+l"Y" -BWSne+t"Title"
gmt plot -W0.5 << END
10 10
80 80
END
gmt end
この結果が、
となる。
記号を描く
gmt plot の使い方
GMTのplotモジュールについて説明しています。
記号を描く際も gmt plotを用いる。
今回は、
- (10,10) (80,80) に赤色の四角形
- (20,20) (70,70) に緑色の円
- (30,30) (60,60) に青色の三角形
を描く。
gmt begin hogehoge png
gmt basemap -JX12/12 -R0/100/0/100 -Bxafg+l"X" -Byafg+l"Y" -BWSne+t"Title"
gmt plot -W0.5 << END
10 10
80 80
END
gmt plot -Ss0.5 -Gred <<END
10 10
80 80
END
gmt plot -Sc0.5 -Ggreen <<END
20 20
70 70
END
gmt plot -St0.5 -Gblue <<END
30 30
60 60
END
gmt end
この結果が、
となる。
見本と線が細い気がする…。
是非、スクリプトのどこを直せばよいか考えてみてください。
今回はここまで。
コメント