今回は3次元の地図を描いて、そこに震源を描いてみよう。
3次元の地図を作る
3次元の図の描き方
3次元の図の描き方について説明しています
基本的にはグラフを書くときと同じです。
方向角。仰角は220度・20度として、日本地図を描いてみよう。
#!/bin/bash
gmt begin japan_3d png
gmt basemap -JM12 -JZ6 -R120/150/20/50/0/100 -Bafg -Bzafg -BWSNEZ -p220/20/0
gmt coast -Df -W0.25 -LJBR+jTR+o0/1+c20+w500+f -p
gmt end
この結果が、
となります。
もし、Z軸を下向き方向に正を取りたければ、
#!/bin/bash
gmt begin japan_3d png
gmt basemap -JM12 -JZ-6 -R120/150/20/50/0/100 -Bafg -Bzafg -BWSNEZ -p220/20/0
gmt coast -Df -W0.25 -LJBR+jTR+o0/1+c20+w500+f -p
gmt end
とすれば、
となります。
DEMを載せた地図を描く
もし、DEMを載せたければ、
#!/bin/bash
gmt begin japan_3d png
gmt basemap -JM12 -JZ-6 -R120/150/20/50/0/100 -Bafg -Bzafg -BWSNEZ -p220/20/0
gmt makecpt -Cgeo -T-8000/8000/200 -Z
gmt grdcut @earth_relief_15s -R120/150/20/50 -Gdem.nc
gmt grdgradient dem.nc -Ggrad.grd -A45 -Ne0.8
gmt grdimage dem.nc -Igrad.grd -C -p
gmt coast -Df -W0.25 -LJBR+jTR+o0/1+c20+w500+f -p
gmt end
とすれば、
となります。
震源を描く
gmt plot3dの使い方
GMTのplot3dモジュールについて説明しています。
というわけで本題です。
今回は2018年に東北地方で発生した地震をプロットしてみます。
震源データには気象庁一元化震源データを使用しました。
記して感謝申し上げます。
地図の枠と海岸線を描く
方向角は160度、仰角は20度とします。
#!/bin/bash
gmt begin tohoku_2018 png
gmt basemap -JM12 -JZ-12 -R139/143/36/42/0/100 -Bafg -Bzafg -BWSNEZ -p160/20/0
gmt coast -Df -W0.25 -LJBR+jTR+o0/1+c36+w100+f -p
gmt end
とすれば、
となります。
震源を描く
震源データは「経度・緯度・深さ・マグニチュード」の順番なので、
gmt begin tohoku_2018 png
gmt basemap -JM12 -JZ-12 -R139/143/36/42/0/100 -Bafg -Bzafg -BWSNEZ -p160/20/0
gmt coast -Df -W0.25 -LJBR+jTR+o0/1+c36+w100+f -p
gmt makecpt -Cseis -T0/100/1 -Z
awk -F"," '{print $1,$2,$3,$3}' h2018.csv | gmt plot3d -Sc0.03 -C -p
gmt end
とすれば、
となります。
プレートの沈み込みが見えませんか?
for文を用いて360度分の画像を作成すれば、動画も作成できます。
是非やってみて下さい。
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