gmt colorbar や gmt legend などを使うとき、「-Dx とか -Dg はまだ分かるが -Dj とか -DJ って何やねん!」と思うことがありませんか?
私は何度もあります。
位置コード
位置コードは2つのアルファベットの組み合わせによって表現します。
- タテ
T(op)
M(iddle)
B(ottom) -
ヨコ
L(eft)
C(enter)
R(ight)
右下ならBR、中央ならMCです。
Dj / DJの基本
- -Dj : 図の内側に描画する
- -DJ : 図の外側に描画する
ここまでは何となくわかってください。
- Dj の場合
#!/bin/bash
gmt begin legend jpg
gmt set GMT_VERBOSE = long
gmt basemap -JX12 -R0/100/0/100 -Bafg -BWSne
gmt plot -W0.25,Red -l"hogehoge" << END
10 10
70 70
END
gmt plot -W0.25,blue -l"fugafuga" << END
70 90
40 30
END
gmt legend -DjBR
gmt end
この結果は、
となる。
- DJ の場合
#!/bin/bash
gmt begin legend jpg
gmt set GMT_VERBOSE = long
gmt basemap -JX12 -R0/100/0/100 -Bafg -BWSne
gmt plot -W0.25,Red -l"hogehoge" << END
10 10
70 70
END
gmt plot -W0.25,blue -l"fugafuga" << END
70 90
40 30
END
gmt legend -DJBR
gmt end
この結果は、
となる。
+j について
簡単に言えば、-Dj/J で定めた位置に凡例のどこを置くか? という意味です。
これが実質 -Dj/Jを難しくしているように思えます。
- -DJBR+jBR → 図の右下に凡例の右下を置く。
-
-DJBR+jBL → 図の右下に凡例の左下を置く。
+o について
オフセット位置を調整します。-Dj は左が正 。-DJ は右が正となります。
地味につまづきやすいので注意。
-
-DJBR+jBL+o1/0 → 図の右下から右に1cmの所に凡例の左下を置く。
-
-DjBR+jBR+o1/0 → 図の右下から左に1cmの所に凡例の左下を置く。
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